医療事務に求められるキャラクター
「事務」というと机に向かう仕事のイメージが強いですが、医療事務の内容はもう少し幅が広がります。受付や会計で患者さんとのやり取りを行うのも、医療事務の仕事のひとつ。不安いっぱいで医療機関を訪れる患者さんに対して、笑顔で優しく適切な対応が取れることが大切です。
また、カルテの管理を行うのも医療事務員の仕事。診療の場にいる医師から、患者さんの記録であるカルテを預かる訳ですから、いわば医師と患者さんの間をつなぐ橋渡しの役目を見えない部分で担っているともいえます。診療業務には係わらない医療事務ですが、医師や看護師と連携して仕事をしているという自覚を持って働かなければなりません。
医療事務として求められるスキルの中でも、コミュニケーション能力はとても重要。外の患者さんからも、内の医師・看護師たちからも、信頼を得られる人材であることが、医療事務員の務めです。でもこれは医療事務に限ったことではありませんね。これまで一般企業でしか働いたことがなくても、社会人として培った対応能力をさらに伸ばしていけばいいわけです。医療とは全くかけ離れた業界であるサービス・接客業の経験なども、存分に活かせる仕事といえます。